2011 年 3 月 16 日
避難所は、チビの通う中学校の体育館でした。
灯りも点かない体育館に
それぞれ灯りを自宅から持ち込んでいました。
1晩目は、震度4以上の余震が何度も続き
皆、何の情報もなくラジオから流れる
震度7と言ってる事や、津波が…と
聞いてはいても、どの辺りがどの程度の被害なのか
(私はこの時点では、せいぜい3mくらい…と思ってましたし)
分からない事ばかり、実家や妹・上の子とも
連絡が取れず、不安でしか無かった。
そんな中、チビを含む中1達は
みんなキャンプでもしているように
楽しそうに生き生きしていて
真っ暗な夜には
「めっちゃ星がキレイに見えるよ」
『わぁ〜みるみる』と
街中の為、普段は外灯やマンションの灯りで
あまり見えない星を観察したり
夜は1時間交代で、真っ暗なトイレの
照明係をボランティアで行なっていました。
余震があっても、キャーキャー騒ぐ事なく
終始冷静で、むしろキャーキャー言う
若い女性に「うるさいなぁ」と
小声で言い合ってたり。
底冷えのする体育館に、配られた
ゴミ袋だけを敷いて寝るのは
本当に寒かったけれど
友達と、持ち寄りの毛布を掛け合い
よく分からないけれど、クスクス笑い合い
与えられてしまった。とも言える状況で
その場を楽しんでいたのは
まさに子ども達だったと思います。
自宅に帰れてからも、チビは相変わらず
マイペースで楽しんでいて
ホント、いろいろ教えられた気がします。